RubyのClassクラスについてとか、クラスを知るためのメソッドとか、あれこれ(メモ)

Ruby

MyClass.class            # => Class

MyClass.class.class   # => Class

という結果に Σ(・∀・;) となったので調べた。

 (.classはオブジェクトが定義されたクラス名を返す。)

 

まとめ

Rubyでは、定義されたクラスは全て、Classクラスのインスタンスとなる。

Rubyでは、扱われる全ての要素はオブジェクトで(何らかのクラスのインスタンスで)、Objectクラスのインスタンスメソッドを継承している。(Object#classとか)

どうやら、MyClass.classで返る"Class"も、クラスであり、オブジェクトであり、Classクラスのインスタンスとして扱われるため、その結果、MyClass.class.class #=> Class が返るらしい。(難しいなぁ。考え方合ってるのかなぁ。。)

 

やってみよう!

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StringやArrayなどの組み込みクラスも、自分で定義したMyClassも、.classを実行するとClassが返ってくる。

Rubyで扱う全ての値はオブジェクトなので、Objectクラスが持つインスタンスメソッドを継承している。あるクラスが持つインスタンスメソッドを見たいときは、instance_methodsを使う。(↓こんな感じ。)

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MyClass.classが返すのは、Classクラスというオブジェクトである。

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Classクラスは"クラス"の一つなので、オブジェクトであり、また、Classクラスのインスタンスであることから、MyClass.class.class #=> Class という結果になるみたい。

 

ちなみに、あるクラスがどんなクラスやモジュールを継承したりインクルードしているかを見るにはancestorsを使う。

出力結果の、配列の順番は、[クラス自身、親クラス、親の親クラス..]となる。クラス名の間にインクルードしているモジュール名がちょこちょこ入ってくる。

実行結果。

Rubyで扱う全ての値はオブジェクトなので、ClassクラスもObjectクラスを継承していることがわかる。)

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おしまい。m(__)m

 

emacs key bindingメモ

キーバインドのデフォルトで

C-h がHELPの設定になっていたので、 ~/.emacs.d/init.el ファイルに下記マクロを追加。シンタックスemacs lisp.

(keyboard-translate ?\C-h ?\C-?)

Function: keyboard-translate from to
この関数は、文字コードfromを文字コードtoに変換するように keyboard-translate-tableを変更する。 必要ならばキーボード変換表を作成する。

*1

 

画面操作(ファイル開閉、emacsプロセスの開閉、画面分割と移動、画面削除、ミニバッファから離れる)

  • C-x C-c KILL TASK
  • C-z SUSPEND TASK (fg → foreground)
  • C-x C-f OPEN FILE
  • C-x C-s SAVE FILE
  • C-x 2 split-window-below
  • C-x 3 split-window-right
  • C-x o SELECT ANOTHER WINDOW
  • C-x 0 DELETE SELECTED WINDOW
  • C-] KILL MINIBUFFER

エディタの移動(上下左右の移動)

  • C-p UP
  • C-n DOWN
  • C-b BACK
  • C-f FORWARD
  • C-a GO TO BEGINNING OF LINE
  • C-e GO TO END OF LINE
  • C-o OPEN LINE
  • M-v PAGEUP
  • C-v PAGEDOWN
  • M->(Shift + .) Move to the END of the buffer
  • M-<(Shift + ,) Move to the TOP of the buffer

エディタの操作(文字の削除、行の削除、選択範囲の削除、やり直し)

  • C-h BACKSPACE
  • C-d KILL FORWARD CHARACTER
  • C-k KILL LINE
  • C-w KILL THE REGION(バッファに保存される)
  • C-_ UNDO

 

コピペしたいときのステップ

  1. C+space key(Mark Set)
  2. M+w(copy)
  3. C+y(paste)

 

検索

  • C-r SEARCH

 

置換

  1. M+%(Shift+5)
  2. 置換したいテキスト入力、RET
  3. 新しいテキスト入力、RET
  4. !  (to replace all remaining occurrences without asking again.)

GNU Emacs Manual: Query Replace

 

一括インデント

  1. C+space keyで範囲選択
  2. CM+\

 

一括コメントアウト

  1. C+space keyで範囲選択
  2. M+;

 

操作の解除

  • C+g 実行中の全ての操作をキャンセル

おわり

JavaScript 関数のカリー化と部分適用

引数を複数とる関数から、いくつかの引数を固定値で束縛した新たな関数を生成する。これにより、関数を使うたびに同じ値の引数を入力する手間が省け、見た目も簡潔なプログラムになる。

 

カリー化とは、複数の引数を取る関数を、1つの引数のみを取る関数のチェーンに変換する処理のこと。

みてみよう!

js curry function

 

部分適用とは、複数の引数を取る関数を、それより少ない数の引数を取る関数に変換し、除外された引数には最初から値を指定しておく、という処理のこと。

関数に対して複数の引数を部分的に適用し、残りの引数で構成される関数を新たに作成する。

みてみよう!

js bind method

※bind()メソッドは呼び出されたときに新しい関数を生成する。第一引数は新しい関数のthisキーワードにセットされる。第二引数以降は、ターゲット関数の引数として、第一引数から順に与えられる。

 

JavaScriptのthis

jsのthisは、ある関数が呼び出されたときに、その関数を格納していたObjectを指す。

js how does "this" work?

 

関数を単にfunc();という形で単体で実行した場合、thisにはwindowが入る。

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new演算子のthis

jsのnewは任意の関数と一緒に呼び出すことができる。

var x = new func();

上の例では、まずnewで新しい空のオブジェクト{}が生成され、次に関数func()が呼び出される。このとき関数func内のthisには新しく生成された空のオブジェクトが渡され、関数実行後、生成されたオブジェクトがnewの実行結果として変数xに代入される。

 

JavaScriptのプロトタイプベースのオブジェクト指向について、調べたこと

jsは(ES6より前は)クラスを持たないオブジェクト指向言語である。クラスの代わりに、プロトタイプというプロパティを作り、そのプロパティを複数インスタンスで共有する。そのためプロトタイプベースのオブジェクト指向言語といわれている。

jsの全てのオブジェクト(関数やプロパティの集合)は、__proto__プロパティに「継承したオブジェクト」のメモリアドレスを格納できる。

jsの全てのオブジェクトは、Object.prototypeを継承している。そのため、__defineSetter__, __defineGetter__, toString, hasOwnPropertyなどのメソッドをデフォルトで使うことができる。 下記はコンソールログでオブジェクトを生成し、継承元のObject.prototypeを表示している。

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コンストラクタ関数とnew演算子を使ったオブジェクト生成の例

js create object with new Object()

 

生成したオブジェクトの中身をコンソールで見てみよう!

chromeのコンソールログでまったく同じコードを入力する。

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コンストラクタPersonから生成したperson1は、name, a, __proto__の3つのプロパティを持つ。__proto__プロパティには、コンストラクタ関数Personのprototypeのメモリアドレスを格納する。このメモリアドレスを元に、person1はコンストラクタ関数が持つoutputName()を使用することができる。

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図で描くとこんな感じ。person1の__proto__にはPerson.prototypeのメモリアドレスが格納されており、Person.prototypeのプロパティの参照が可能である。

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一方、person2が持つプロパティはnameと__proto__のみである。person2.aが定義されていない場合は、継承元である上位のPerson.prototypeを探索しに行く。もし見つからなければ最上位の Object.prototype までプロパティを探索しにいく。

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オブジェクトの継承過程をたどる

Personコンストラクタから生成したオブジェクトperson1は、コンストラクタ関数とは別のメモリに格納される。オブジェクトによって、プロトタイプチェーンが異なる。

オブジェクトperson1は、下記のようになる。

 person1 < Person < Object < null (上位の継承オブジェクトがない)

コンストラクタPersonは、下記のようになる。

 Person < Empty < Object < null (上位の継承オブジェクトがない)

 

コンソールで見てみよう。

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function Empty()のプロトタイプにはapplyやcallメソッドが定義されている。

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Javascriptでclosureと、applyメソッド、callメソッドを使う

jsが持つ関数スコープを利用してクロージャー(関数閉包)を書くことができる。

js closure

上記の例では、関数countの中のローカル変数iを参照できるのは、無名関数が入っている変数xを実行したときのみである。変数iをグローバル変数にすると他の関数からの参照が可能になり、意図せずに値を変更してしまう可能性がある。

 

jsの全ての関数は組み込み関数Functionを継承しており、組み込み関数Functionが持つapplyメソッド、callメソッドも継承している。

callメソッド:現在のオブジェクトが持っていないメソッドを適用する。

js use call method

applyメソッド:callメソッドと同じように現在のオブジェクトの代わりに、他のオブジェクトのメソッドを適用できる。引数に可変長の配列をひとつとる点がcallと異なる。以下のような感じ。

js use apply method

 

Javascriptのスコープ(関数、グローバル、ES6はブロック)と巻き上げについて

jsのローカルスコープは関数内のみを参照できることであり、グローバルスコープはscriptのどこからでも参照できることを指す。ローカルスコープを持つ変数をローカル変数、グローバルスコープを持つ変数をグローバル変数という。

スコープは変数が定義された位置で決まり、関数の外で定義されればグローバル変数、関数の中で定義されればローカル変数となる。

  1. 関数の外でグローバル変数を定義し、中でローカル変数を定義できる。関数内でもvarをつけなければグローバル変数を定義できる。

    js local and global scope

  2. 変数の巻き上げ(hoisting)で、グローバル変数への参照を、ローカル変数への参照へスイッチできる。

    jsでは、関数内のどこからでもローカル変数を定義できるが、関数内のどこで定義されても、その関数内の先頭で定義されたことになる。

    js hoisting

    上記のような結果になるのは、関数の先頭で、var global;という中身のない変数が定義され、globalという名前空間がローカルスコープを参照するようになったためである。=>変数定義は必ず先頭で行うこと、でないとローカル変数を参照しているかグローバル変数を参照しているかわからなくなります。

  3. ブロックスコープはES6からサポートしている。

    ECMAScript6より前の仕様では、ブロックスコープを採用していなかった。

    js block scope (before ES6)

    ES6以降はletを使うと、ブロックスコープを作れるでござる。

    js block scope (ES6)

    ES 6で開発するにはBabelか、

    babeljs.io

    気軽に試したかったら、fiddleで試してみてください。

    www.es6fiddle.net