ターミナルからプライベートIPアドレスとMACアドレス、ルーティングテーブルを確認する
自分のlaptopのプライベートIPアドレスがどのように割り当てられているか、調べる。
ターミナルから$ ifconfig をうつ。複数のインターフェースが表示される。
上記は「lo0」「gif0」「stf0」「en0」が表示されている。
他にも「en1」「en2」「p2p0」「awdl0」「bridge0」「utun0」が表示された。
各インターフェースの名前と役割
lo0(loopback)
ネットワークのテストに使えるよう用意された仮想インターフェース、NICがなくても、このloは表示される。inetの127.0.0.1がIPアドレスとして自動で割り当てられる。
gif0(generic tunnel interface)
IPv6/IPv4トンネリングを行うときに使うインターフェース。IPv6/IPv4トンネリングとは、IPv4(またはIPv6)をサポートするネットワークに、IPv6(またはIPv4)のパケットをルーティング(送受信)する仕組み。例として、IPv4のみサポートしているネットワークにIPv6のパケットをルーティングする場合は、IPv6のパケットにIPv4パケットのヘッダを付加(カプセル化)して、IPv4のネットワークにパケットを送信することができる。2つのルーター間でトンネリングの設定を行う場合、このインターフェースに、自分と相手のIPv4アドレスと、それに対するIPv6アドレスを設定しておく。
規格の詳細(gif(4) - NetBSD Manual Pages)
stf0(6to4 tunnel interface)
gifがIPv6パケットをIPv4パケットにカプセル化でき、その逆も可能であるのに対し、これはIPv6パケットをIPv4ネットワークにルーティングするためのインターフェース。
規格の詳細(stf(4) - NetBSD Manual Pages)
en0(Ethernet 0)
enの後に続く「0」「1」の番号は認識した順に割り振られる。イーサネットはLAN規格を指すので、自分のlaptopのIPアドレスとMACアドレスはこのインターフェースに書かれている。上記のスクリーンショットでは
MACアドレスは「ether 80:e6:50:11:a5:6c」
IPアドレスは「inet 192.168.0.2」
であることがわかる。ブロードキャストアドレス(LAN内すべての端末に電気信号を送るアドレス)は「broadcast 192.168.0.255」。
ネットワークユーティリティからも各インターフェースの情報が見られる。
MACアドレスのベンダーIDを調べる
MACアドレスのベンダーID「80:e6:50」を IEEE-SA - Registration Authority MA-L Public Listing で検索する。コロンはダッシュに変換する。
検索結果、端末のベンダーが表示される。
IPアドレスの種類
グローバルIPアドレス:インターネット上で使えるアドレス。
プライベートIPアドレス:LAN内で使えるアドレス。
- 10.0.0.0 - 10.255.255.255 (Aクラスの最初の方)
- 172.16.0.0 - 172.31.255.255 (Bクラスの最後の方)
- 192.168.0.0 - 192.168.255.255 (Cクラスの最初の方)
ネットワークアドレス:ネットワーク全体を表すアドレス。
ブロードキャストアドレス:LAN内の端末に電気信号を送るためのアドレス。
ループバックアドレス:自分自身を表すアドレス。ローカルホスト。127.0.0.1。
ルーティングテーブルを見る
ターミナルからルーティングテーブルを見るためには、$ netstat -rn を打つ。-rはルーティングテーブルの表示。-nはIPアドレスを数字で表示する。